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トレードの核心1

頂いたメールをご紹介


私は、ブログやメールセミナーで、


『トレードで勝ちたければ、
 本能を克服しなければならない』


という主張を繰り返してきました。


人間の本能が「プロスペクト理論」に沿った行動を導
き、トレードを繰り返すほど損大利小傾向のトレード
によって損失ばかりが積み重なっていくのですから、
本能を克服しなければならないという結論が正しい事
は間違いありません。


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「プロスペクト理論」についてご存じ無い場合は、
このキーワードで検索して、情報を頭に入れておかれ
る事をおススメ致します。
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しかし、その本能を克服した状態へと至る過程につい
て、誤解されている方も多いようですので、この点に
ついて書いてみます。



人間の本能は、想像以上に強力・強固なものであり、
それを意思の力でねじ伏せられると考えるのは、
本能に対して傲慢であるとさえ言えると思います。


「損切りは素早く、利確は遅く」


という事がトレードに必要であると知り、


「では、そのようにトレードしよう!」


と決心しただけで、人間の本能に根差した行動パターン
を修正する事は、ほぼ不可能です。


トレードは、そう単純なものではないので、


「損切りは素早く、利確は遅く」


と、


「では、そのようにトレードしよう!」


の2行で片付けられるものではありませんが、余計なも
のを削り取ってどんどんトレードを単純化していくと、
やはり上記の2行が、トレードで勝てるようになる為の
核心部分になると思います。


勿論、テクニカル分析の能力とか手法、市場に対する知
識や見識なども、トレードには欠かせません。
しかし、どんなにトレードに関する深い知識をもってし
ても、プロスペクト理論の部分が手付かずのままでは、
勝てるトレーダーになる事はできません。


では、トレーダーは上記2行に要約されたトレードの
核心部分を、いかにして獲得すれば良いのか?


次回に続きます。