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パラダイム・シフト

「損切りの延期」の定義が曖昧であれば、違反した
か違反してないかの判定も曖昧になり、結局は徹底
できない事となり、そのままでは退場になってしま
うので、愚直すぎるほど徹底して、エントリー前に
損切りポイントを決め、ポジションをとった後はそ
の損切りポイントで必ず損切りする事を徹底しまし
た。


ちなみに、デイトレ初月に自作のシステムでトレー
ドしていた時は、「何%逆行したら損切り」という
ルールが存在し、それを100%守れていました。
パソコンに何%で損切りすれば最も収益が大きくな
るか、過去10年分の東証一部二部の殆どの銘柄の
日足で0.1%刻みでシミュレートした結果を数字
で持っていたので、それらのデータによって決めた
手法から、脱線したくても、できなかったのです。


しかし、翌月からはどんどん裁量トレードに流れて
いって、損切りまで裁量で決めていたのが、収支が
マイナスを続ける原因である事を遂に悟ったのです。


自分の決めたルールに違反したら、即、引退!


そう覚悟して1ヵ月、まさしく「自分との闘い」は苦
しいものでしたが、本当に久々に月間プラスを達成す
る事ができ、次第に自信をもってトレードを繰り返せ
るようになっていったのです。


当時既にテクニカル分析の知識とスキルは現在とあま
り遜色ないレベルにあったので、たまにやらかす、


「負のトレンドフォロー・トレード」


さえ根絶できれば、意外なほど身近なところに、
「月間プラス収支」は「あった」のです。



なぜ私が、薄々悪い事だと感じつつも、ナンピンや損
切りの延期を繰り返していたのか?
それは本能が幅を効かせる


「銭勘定しながらのトレード」


を止める決心ができなかったからです。
規律を守る事が大切である事を頭では理解していても、
実際のトレードでの実践が困難なのは、


「銭勘定しながらのトレード」


が、自然なもの、当たり前なものであるかのような思
い込み(=パラダイム)に縛られているからです。


トレードはお金の為にするものだけれど、本気でトレ
ードでお金を得たいのであれば、トレードしている最
中は銭勘定しない事が必要になります。


銭勘定する思考を完全に止められないまでも、銭勘定
の影響を売買行動に影響させる事だけは、何としても
ストップさせる必要があるのです。


収支プラスが実現できていないトレーダーに求められ
るのは、一般的な通念とは異なる新たな枠組みを受け
入れる事です。


パラダイム・シフトという耳慣れない言葉を使った為
に、かえって難解な感じのする文章になってしまった
としたら申し訳ありません。


でも、ちょっとややこしい話に感じられたとしても、
理解するつもりで読み返せば、必ず理解して頂ける内
容ですので、頑張って読んでパラダイム・シフトを起
こして下さい。