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スランプは誰にでもあります。
だから軽々に、

「もう自分はダメだ～！」

なんてパニックにならない事。

スランプの理由の殆どは、相場が横這い状態にある時
等で、誰がやっても難しい時に成績が振るわないのを
自分の力不足と思い込んでしまう事にあります。

それを防ぐには、月足や週足・日足のチャートをじっ
くりと眺めて、現状がトレンド相場なのかレンジ相場
なのかを考察してみる事です。

特にスキャルピングで5分足とか1分足を主戦場として
いるトレーダーは、上位時間枠が１時間とか、せいぜ
い4時間であると思い込んでいる場合が多いようですが、
毎日少なくとも１回は週足や日足をチェックする習慣
を持つと、そういう視野狭窄症に罹らないで済みます。

明らかに「相場つき」とは関係無しに自分がスランプで
あると感じ、しかも原因が特定できない場合は、思い切
ってトレードを休んでみる。そして普段からしたいと思
いながら、なかなか実行に移せなかった事を、気が済む
まで思う存分やってみる。
そういう「発散（気分転換）」も時には有効です。

それでもスランプから抜け出せず、どうしてよいか判ら
なくなってしまった時。
一人でトレードしていて相談できる相手もいない時。

そういう時は自分の頭の中身を一度全て取り出してみる
のがおススメです。
その方法は、

『ブレイン　ダンプ』

のご一読をおススメします。
本を読むのが面倒なら、Ａ４の紙にスランプの原因かも
しれないと思う事を全て書き出してみるだけでも良いで
す。（具体的な方法等が詳しく書いていあるし、スラン
プ脱出以外にも一生使える方法なので、一度ならず何度
でも読んだ方が良いのは間違いありませんが？）

頭の中身を紙に書き出す具体的な方法としては、

『マインド・マップ』

が有力です。
これに関する本も沢山出ていますが、これはGoogleで、
「マインドマップの画像」で検索して出てきたサンプル
を何枚か眺めてみれば大体判ります。

サンプルの画像の多くがカラーペンで書かれていて、
文字だけではなく「絵」も多用されている事に気がつく
はずです。しっかりマネて下さい。

「なぜか？」

それは、実際に書いてみれば判ります。
ブレインダンプにせよマインドマップにせよ、関連書籍
を始めから最後まで読破するよりも、とにかく実際に、
一度書いてみる事が大切です。

Amazonのブレインダンプのカスタマーレビューの1番目に、

「肝心要の実物のサンプルが一枚もないので本に書いて
　ある通りにやったとしても、果たしてそれが正しいブ
　レインダンプのやり方なのかどうか理解するすべがな
　い。」

という事が書かれていますが、人の脳ミソの中身なんて、
地球人の数だけあるし、同じ人であっても、今日書いた
ものと明日書いたものも確実に異なっているのであり、
正しい「ブレインダンプの正解サンプル」なんてものは
存在しない事を知るべきです。

自分が気の向くまま、好きなようにＡ４の
紙1枚に書き出したものが、自分のブレインダンプ
である事に間違いないのです。（1枚で足りない場合は
2枚でも3枚でも書いて下さい。）

唯一、ブレインダンプする時に大切なのは、

「徹底的に考え抜いて、全てを書き出す」

という意識・信念です。
脳ミソを絞りに絞って、最後の一滴まで残さずに絞り出
す事で、書き終えた時に何か今まで感じた事の無かった
解放感というか「やり遂げた感」を感じるはずです。
それを感じる事こそがブレインダンプの目的の一つでも
あるので、徹底的に考え抜いててみて下さい。

「自分の頭の中なんて、書き出すまでもなく知ってるよ」

と思うのは、脳みその事を知らない証拠です。
一度でも「もうこれ以上は何も出てこない」と思うほど
脳の中身を「ダンプ」し尽せば、「書き出すまでも無い」
なんて決して言えなくなります。

ま、どうしてもやりたくない人に無理やりやらせる事は
出来ませんが・・・？