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トレードの負けの原因が分かっただけでは・・・

頂いたメールを自分の保存用にブログに収録


現在の自分の成績に不満があるのなら、その原因につ
いて考えてみる事は欠かせません。


物事の原因を知ろうともしないで、自分の外側に原因
あると考えて、その物事が自分の敵であるかのような
思考に流されてしまうと、出口の無いトンネルに自分
で迷い込む事になってしまいます。


トレードの成績が振るわないのには、必ず自分の中に
原因があるからなのであり、自分以外のものを呪って
も、何も解決しません。


しかし、自分の成績が振るわない原因について、答え
らしきものが見つかったのであれば、その答えに向け
て、


「自分が変わらなければ、何も始まらない」


という認識も、極めて大切です。
トレードが思うようにいかない原因について考える事
は大切ですが、それは自分で自分のトレードを改善す
る為に考えているのであって、考えるのが目的ではな
い事に気づかねばなりません。


私も初心者時代にマイナス収支が続く事に悩み、その
原因について毎日考え続けました。


そして、更にトレード関連書籍を読み漁ったり、テク
ニカル分析についてに研究したり、トレード手法をあ
ちこちいじくりまわしたり、ありとあらゆる試行錯誤
を続けました。


しかし、右肩下がりの収支曲線が変化する事はなく、
ズルズルと負け続けていきました。
そして遂に、


「このままでいけば、退場だ!」


という、ずっと前から判り切っていた現実と、改めて
正面から向き合った時、トレードが思うようにいかな
い原因について考え始めた当初から判っていて、しか
し自分を変える事から逃避し続けていた現実を見つめ、
自分が変わらねば何も変わらないという当たり前の事
を悟ったのです。


「悟った」


というのはこの場合、「観念した」と言い換えても、
ほぼ同じ意味になります。


人間は、自分に問題の原因がある事に気づいていても、
なんとかして自分が変わる事だけは避けようとします。
例えば、


「まだまだ、自分は勉強不足だ!」


とか、


「もっと優れた手法があるに違いない」


等の思考は、一見「前向きな思考」なので、ついつい
その方向に流されがちです。
でもそれは、


「創造的無意識が用意した偽りのシナリオ」


である可能性大です。


トレードで9割の人が退場していくのも、半分は欲望
の虜(とりこ)となり、半分は創造的無意識のシナリ
オに踊らされてしまうからです。


自分のトレードの問題点について考える事は勿論大切
ですが、それくらいの事は誰でもします。


自分が変わらねばならない事に気づき、行動に移せる
1割未満の少数派に入らなければならないのです。