ブラックカイトの日経225先物で夢を叶える

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予想と思考

頂いたメールをご紹介


前回は、予測するという事に対して否定的な見解を述
べました。


人間が未来を予測しても、当たる事もあれば外れる事
もあるだけで、収支向上には繋がりません。


「上がりそうだから、買っておこう。」


みたいな思考では、とても狼トレーダーになる事はで
きません。



しかし矛盾する事を言うようですが、トレーダーは、


「考え続ける」


必要はあります。
なぜなら、テクニカル・トレードは、参加者全体の心
理の傾向を利用して利を得ようとする行為であり、チ
ャートを読むという事は、自ら考えなければできない
事だからです。


例えば、5分足チャートで明確な下値支持線が見えて
いて、それを下方にブレイクしたから、


「売り!」


のサインが出ているとします。
だからと言って、それだけで機械的に売っていたら、
なかなか成績は上向かないと思います。
例えばですが、この時、30分足チャートでは明確な
上昇トレンドが見えていて、且つ、現在値のすぐ下に
20MAが見えていたら、売るのを控えるのが妥当な判断
と言えるはずです。


トレーダーは予測に基づいてトレードしてはいけませ
んが、


「好機を選ぶ」


為に、また、


「トレンドを味方につける」


為に、常に考え続ける必要はあります。
トレードの対象が何であれ、また、どんな手法を採用
していているとしても、今現在のトレード対象はどう
いう状態にあるのか自分なりに分析し、そこから得ら
れた「方向性」に反したエントリーは控えるなどの、


「判断」


は必要であり、その為には考え続ける必要があります。


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当然ですが判断を誤って、5分足レベルのサインに素直
に従っていた方が結果的に利益になる場合だってあり
ます。個々のトレード単位では何も見えません。
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その時々の判断が、トレード全体に対してプラスに働
いたのかマイナスに働いたのかを後になって考察する
必要が有るのは言うまでもありません。


予測に従って売買はしないけれども、常によく考えて、
無駄なエントリーを減らし、好機にのみ仕掛けるよう
心がけ、定期的に自分のトレードを客観的・確率的に
見直す。


これを継続していく事で「裁量」が磨かれていきます。