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ヘッジの意味②

前回ヘッジの意味について、その有用性の仮説をご紹
介したところ、複数の、既にヘッジ経験のある方から
肯定的なメールを頂きました。
メールして下さった方、ありがとうございました。


ヘッジの意味を極論すれば、トレーダーの精神安定剤
という事になりそうです。
(異論・反論ありましたら、ぜひメールを下さい。)


ポジションのある割合を閉じてしまうのと、ポジショ
ンのある割合分だけ逆向きのポジションを追加する事
(=ヘッジ)は、算数的な意味としては同じなのです
が、人間の脳の働きからすると、全く異なるという事
です。


ヘッジでリスクを軽減する事はできても、ヘッジその
ものが利益に直結している訳ではありません。
この点は誤解しないで下さい。


あくまでも、自分のポジションに自信が持てない時に
一時的にヘッジを行って、その間は利益も見込めない
が大損もしない状態を保ち、再びポジション保持の根
拠が明確になった時には果敢に利益を追っていく
(=ヘッジをはずす)為の道具として利用するという
考え方には、明確な意味があると結論できます。


人間が行うトレードで恐怖をどう克服、又は軽減する
か?という事は極めて大きな課題だからです。
私も更に研究していくつもりです。


ヘッジについてご興味があるなら、ぜひ紙に値動きの
模式図でも書いて、みなさんのトレードに使えな
いか、じっくり検討されてみる事をおススメします。