ブラックカイトの日経225先物で夢を叶える

日経225先物専業トレーダー
日々の戦略と結果を配信致します
日経225先物の無料ブログです

裁量の意味①

頂いたメールを自分の保存用にブログに収録します


「裁量トレード」


と、


「上がりそう&下がりそうのブタ・トレード」


と、何がどう違うか、説明できますでしょうか?


様々な角度からの説明が可能だと思いますし、どれか
一つだけ「正解」があるというものでもないはずです。


下記の私の解説も、一つの「解答例」に過ぎませんが、
この点を意識されてみると、新たな気づきが得られる
かも知れません。


~~~~~~~~~~~~~~~~~


何らかの手法に沿って行う「裁量トレード」の「裁量」
とは、「テクニカル分析そのもの」と私は理解してい
ます。


では、テクニカル分析とは何か?


私的に一言で言えば「チャートを見る目」です。


ボリンジャーバンドや支持線・抵抗線、移動平均線、
トレンドライン、ダブルトップにヘッド&ショルダー
と、テクニカル分析の要素は多種多様、且つ広範囲で
すが、トレーダーの「道具」として成立するテクニカ
ル分析とは、そうした多数の要素が混然一体となって、
ローソク足チャートを見たとほぼ同時に、無意識に近
い感じで方向性が読める、チャンスの有る無しや程度
が判る、又は「パス!」と判断できる事を、


「チャートを見る目」


で言い表したいと思います。


トレーダーが採用している「手法」がサインを出した
時に、そのチャートを見て、方向性が同じと思えば
エントリーすれば良いし、違うと思えば見送れば良い
のです。
それが私の理解する「裁量」です。


テクニカル分析による「チャートを見る目」というの
は、言語的な思考ではありません。
訓練と経験の積重ねによってのみ獲得できる「スキル」
です。


武道家が突然路上で暴漢に襲われ、気がついたら既に
KOしていた・・・みたいな。
(武道家の鍛錬は何年もかかりますが、テクニカル分
析のスキルなら週単位・月単位で獲得できますので、
安心して下さい。でも3日じゃ無理ですが?)



裁量トレードの「手法」は、サインは出しますが、
最終的な判断は、トレーダーがそれに同意できるか
できないか、つまり、トレーダーのテクニカル分析に
依存します。(特にエントリー部分。エグジットは、
必ずしもテクニカル分析による必要は無く、シンプル
なルールだけでも機能します。が、エグジットにテク
ニカル分析を使う事を否定するものではありません。)


だからどうしても手法の使い手によって上手・下手の
差が出てしまいます。


人間、経験不足な事は誰でも下手です。
でも負けると、殆どの人が手法のせいだと思い、手法
を取り換えたり変更したりします。


手法は「枠」なので、安易にその中から出たら上達は
できないのです。
枠の中で訓練を積む事によって、自分のテクニカル分
析能力が上がると同時に、枠に同化した分析のコツを
会得し、それによって、


「収支プラス」


が起こるのです。


「聖杯」は存在しませんが、チャートを見る目なら誰で
も訓練で獲得できるし、そこに優位性ある手法が加われ
ば、トータル収支プラスって案外身近な所にあるのです。



テクニカル分析は多種多様ですが、「手法」は有る程度
その範囲を限定するので上達が速くなります。
まずは1個の手法という「枠」に入って、それを使い続
ける事で「勝ち方」を覚えて下さい。


するとそこから先は自分で応用ができるようになります。


「勝ち方」を覚える前に自分の方法で勝とうとすると、
ブタの心が出てきて遠回りしてしまいます。



もっともっと書き加えたい事はあるのですが、これ以上
長くなると印象に残り難くなると思われるので、今回は
この辺で・・。