ブラックカイトの日経225先物で夢を叶える

日経225先物専業トレーダー
日々の戦略と結果を配信致します
日経225先物の無料ブログです

撤退戦略

頂いたメールを自分の保存用にブログに収録します


トレードで肝心な事。


手法、テクニカル、トレンド分析、経験、規律・・・


いくらでもあります。
でも、負けてる人に無くて、勝ってる人に有るものを
突き詰めて考えてみると、それは、


『(事前の)撤退戦略』


に行きつきます。
エントリーする時は、上級者でも初心者でも、上がる
と思うから買いで、下がると思うから売りでエントリ
ーする事に違いはありません。


でもエントリーの瞬間に考えている内容は、トレーダ
ーのレベルによって大きく違っています。


例えば「買い」でエントリーした場合、ブタトレーダ
ーは上がる事に期待し、下がる事は想定外です。
だから想定外の事が起こると、トレーダーとしての判
断機能は停止し、ひたすら戻る事に期待して、祈りな
がら粘ります。


「祈りながら粘る」という行為は「放置」と同じ事で
あり、戻ればラッキーですが、戻らなければ、どんど
ん出血が増していくばかりです。
たまたま運よく値が戻り、


「戻った。助かった~!」


という心境になるという事は、その後に上げたとして
も、少しでも押し目になれば、すぐにも利確してしま
う心理傾向です。


逆に、祈り空しく更に損失が拡大した場合、益々損切
が難くなり、大引けでもホールドという選択になりが
ちであり、こうなるともう完全に下げトレンドの中に
いるので、高い確率で翌朝もギャップダウンになりま
す。


利小損大、典型的な負けパターンです。




勝ち方が解っているトレーダーとは、負け方を知って
いるトレーダーと言い換える事ができます。
狼トレーダーであれば、エントリーして約定した数秒
後に損切りする事さえ視野に入れています。


エントリーしてすぐに順方向に動く場合もあれば、逆
方向に動く事もあり、その両方の可能性を公平に、し
かも事前に考慮しています。




例えば・・・




前日長い陽線で、多くの人の注目が集まり、当日朝も
ギャップアップ。
寄り付きと同時に1分足が陽線で始まる。


この時、ブタトレーダーも狼トレーダーも「買い」で
エントリーしたとします。


それから更に上昇したものの、すぐに下落に転じ30
秒後には始め値を割り込む。


客観的に分析すれば、買いポジションがあれば手仕舞
いして当然のポイントです。


でもここで迷わず切れるか、びっくりして模様眺めに
なってしまうかが、狼とブタの分かれ目となります。


狼ならドテンして瞬時に売りポジションに持ちかえる
かもしれないそのとき、ブタトレーダーは凍りつき、
まだ「まさか?」とか思っています。
そしてそのまま、どんどん傷は深まっていってしまい
ます。



ポジションの無い時に、チャートを見て、


「ここで買い」


「ここで売り」


みたいな、のんびりした検証と、実トレードでリアル
タイムの値動きに応じて適切な売買判断ができる事の
間には、大きな違いがあります。
というより、


「リアルタイムの値動きに応じて適切な売買判断」


は「不可能」くらいに考え、予めエントリーした後に、
順方向に値が動いた場合だけでなく、逆方向に値が動
いた時の事まで頭の中でシミュレーションしておき、
どうなった場合に手仕舞いするかが具体的にイメージ
できてからエントリーするほどの周到さが狼トレーダ
ーには求められます。


これは単に、テクニカル分析を学ぶ事等にくらべて
格段に難易度の高い事です。
が、損小利大のトレードを重ねていく為には、欠かせ
ない思考法でありスキルになります。



エントリーする前に、損切りポイントを決めておく。



これが必要なのは、これまでにも読んだり聞いたりさ
れた事があるはずです。
でも、エントリーして直後にそれを行う事態まで含め
て想定できているトレーダーは極めて少ないと考えら
れます。


でもそれは、分足レベルでトレードするなら絶対に、


「必要!」


なのです。
エントリーする前に、少なくともどこで損切りするか
を決めておき、エントリー注文と同時に反対売買の体
勢を整える事を習慣化される事を強くお勧め致します。


これができれば、もうブタトレーダーではありません。
これを土台にして初めて、手法やテクニカル分析のス
キルが活かせるようになります。


まだ出来ていないと思われるのなら、どうすれば実現
できるか真剣に考えてみて下さい。


難しいけど簡単です。


トレードに勝つ事に『本気』になれば良いだけです